同じ夕焼け写真。目標は100KB。フォーマットだけ変える。4Kモニターで並べて見たら、差は思っていたより大きかった。
テスト条件:同じ写真、同じファイルサイズ、異なるフォーマット
ベンチマークのグラフはもう飽きた。実際に目で見たかった。だからシンプルにこうした:
- 元画像:2400万画素の風景写真(6000×4000px)
- 目標:両フォーマットともぴったり100KB
- それぞれ100KBになるまで品質を調整
- キャリブレーション済みモニターで100%表示して比較
結果:AVIFの勝ち——ただし条件付き
100KBでは、AVIFのほうがはるかに細部を保持していた。JPGはいつも通り——空がブロック状に崩れ、グラデーションに縞が入り、輪郭周辺にモスキートノイズが出た。
AVIFはきれいだった。ピクセル等倍で探せば圧縮の痕跡はある。ただ壊れ方がおだやか——ブロックもなく、縞もない。
問題はここ:
古いノートPC(Windows 10、コーデック未インストール)でAVIFを開こうとしたら、何も起きなかった。Windowsフォトはエラーを表示した。JPGは?古いスマホ、職場のPC、親の骨董品みたいなデスクトップ——どこでも何も考えずに開けた。
AVIFが向いているケース
こんな状況ならAVIFを選んでいい:
- モダンなウェブサイトで配信している(対応ブラウザを検出してフォールバックを用意できる)
- 表示環境をコントロールできる——社内ツールやアプリなど
- 互換性よりもデータ通信量を優先したい
- 将来に向けて画像を保存しておきたい(AVIFの対応環境は今後広がるだけ)
JPGがまだ勝るケース
こういうときはJPGのまま:
- 技術に詳しくない人と写真を共有する
- 複数のデバイスで設定なしに開けなければいけない
- Photoshop CS6など古いソフトを使っている
- メールで画像を送る——メールクライアントのAVIF対応はまだまばら
- とにかく「どこでも確実に開く」ことが最優先
現実的な解決策:必要なときに変換する
開けないAVIFが届いたら、変換するだけ。AvifKitなら2秒で終わる。インストール不要、アカウント登録不要、ブラウザで動く。
多少の画質ロスはある。でも普段の閲覧、SNSへの投稿、普通のサイズでの印刷なら、差はわからない。
よくある質問
AVIFは常にJPGより小さい?
同じ画質なら、はい——一般的に30〜50%小さくなる。JPGの圧縮を強くすれば同じサイズに近づけられるが、そうなると画質が保てない。
なぜみんなAVIFを使わないの?
互換性の問題。AVIFが動くのはモダンなブラウザとアプリだけ。JPGは古いスマホ、メールクライアント、レガシーソフト、近所の印刷屋まで、どこでも使える。ほとんどの人にとって、それは圧縮効率より大事なことだ。
AVIFをJPGに変換するとファイルが小さくなる?
たいていは逆になる。AVIFのほうがもともと小さいので、JPGに変換すると大きくなりやすい。強い圧縮をかけて小さくすることはできるが、その分画質が落ちる。
容量節約のためにJPGをAVIFに変換できる?
できるが、あまり意味がない。JPGはすでに非可逆圧縮済み。非可逆から非可逆への変換は劣化を重ねるだけ。AVIFが本来の力を発揮するのは、PNG・TIFF・RAWといったロスレス素材からの圧縮だ。
まとめ
AVIFのほうが圧縮効率が高い。JPGのほうがどこでも開く。今のところ:確実に動くことが大事なときはJPGに変換する。環境をコントロールできてファイルサイズを最小化したいときはAVIFを使う。