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AVIF vs WebP:2026年に使うべき画像フォーマットはどちら?

AVIFとWebPは、どちらもJPGとPNGをウェブ上で置き換えることを目指した新世代のフォーマットだ。では、実際にどちらを使うべきか。両フォーマットを徹底的に検証し、本当に重要な軸——圧縮率、画質、速度、互換性——で比べてみた。

一目でわかる比較:AVIF vs WebP

項目AVIFWebP
コーデックAV1 (AOMedia)VP8/VP9 (Google)
圧縮(非可逆)JPGより30〜50%軽量JPGより25〜35%軽量
圧縮(可逆)PNGより20%軽量PNGより25%軽量
最大解像度8192×4352(タイルごと)16383×16383
色深度8・10・12ビット8ビットのみ
HDRサポートありなし
透過ありあり
アニメーションありあり
エンコード速度遅い速い
ブラウザ対応世界95%以上世界97%以上
ライセンスロイヤリティフリーロイヤリティフリー

圧縮品質

50枚の多様な写真を使ったテストでは、同等の画質でAVIFが一貫してWebPより小さいファイルサイズを出した。SSIM 0.95(ほとんどの人が目視で区別できない品質)を基準にすると、AVIFのファイルサイズはWebPより平均20〜30%小さかった。

複雑なテクスチャ、グラデーション、微妙な色の変化を含む写真では差が開く。フラットな色のシンプルなグラフィックだと、その差はかなり縮まる。

AVIFが本領を発揮するのは、極端に低いビットレートだ。モバイルユーザーや低速回線向けに積極的に圧縮する必要がある場面では、AVIFのほうが画質を保てる。サムネイルやSNSプレビューのように1KBが惜しい場面で特に効いてくる。

エンコード・デコード速度

ここはWebPの独壇場だ。同等の画質設定でAVIFをエンコードすると、WebPの5〜10倍の時間がかかる。リアルタイムで変換したり、サーバーで大量処理する場合は、この差は無視できない。

デコード速度(画像を表示する側)は両者ほぼ互角で、通常のブラウジングでは体感できる差はない。ただしAVIFはわずかに遅く、非常に低スペックのデバイスでは影響が出ることがある。

ビルド時に前処理できる画像なら、エンコード速度はあまり問題にならない——一度エンコードすれば、何度でも配信できる。ユーザーがアップロードしたコンテンツをその場で変換するケースでは、WebPの速度優位が意味を持つ。

ブラウザ・ソフトウェア対応

WebPは2010年から存在し、普及に時間をかけてきた。主要ブラウザと画像処理ライブラリのほぼすべてが対応している。2019年登場のAVIFは急速に追いついているが、古いブラウザや一部のソフトウェアではまだ対応していない。

ブラウザWebP対応AVIF対応
Chromeバージョン32+(2014年)バージョン85+(2020年)
Firefoxバージョン65+(2019年)バージョン93+(2021年)
Safariバージョン14+(2020年)バージョン16.4+(2023年)
Edgeバージョン18+(2018年)バージョン121+(2024年)
世界カバレッジ約97%約95%

ソフトウェア面では、WebPのほうが広く使われている。Photoshop、Figma、Sketch、主要CMS系はWebPをネイティブサポートしている。デザインツールのAVIF対応は追いつきつつあるが、まだ途上段階だ。

色深度とHDR

AVIFは10ビット・12ビットに対応しており、表現できる色数は10億超。WebP(8ビット)の1670万色とは桁が違う。HDR写真やプロ向けの色管理が必要なコンテンツでは、AVIFが選択肢になる。

一般的なモニターで見るウェブコンテンツなら、この差は実感できない。ただし、iPhone 15 Pro、HDRモニター、Apple ProMotionディスプレイといったHDR対応デバイス向けに配信するなら、AVIFのHDRサポートは確かな優位性になる。

どちらを選ぶべきか

AVIFを選ぶ場面:

  • 最大限の圧縮が必要(画像の多いサイト、モバイルアプリ)
  • HDRや広色域サポートが求められる
  • ビルド時に前処理できる(エンコード速度が問題にならない)
  • ターゲットユーザーが最新ブラウザを使っている

WebPを選ぶ場面:

  • リアルタイム変換で高速エンコードが必要
  • ブラウザ・ソフトウェアの最大互換性が求められる
  • 可逆圧縮の画像を扱う(WebP losslessはAVIFと互角)
  • 写真よりシンプルなグラフィックが多い

あるいは両方をフォールバックで使う:

多くのサイトにとってベストな選択は、対応ブラウザにはAVIFを、それ以外にはWebP(またはJPG)をフォールバックとして配信することだ。HTMLの'picture'要素を使えば簡単に実現できる。互換性を犠牲にせず、大多数のユーザーに最良の圧縮を届けられる。

変換のヒント:

AVIFとWebPを相互変換したい場合は、Avifkitの無料コンバーターが使える。AVIF→WebP、WebP→AVIFどちらもブラウザ上で完結する。

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